欣浄寺跡地|井上源三郎の首埋められる|京都府伏見

 

欣浄寺跡地|井上源三郎の首埋められる|京都府伏見
欣浄寺跡地
 慶応四年一月五日(1868年1月29日)新選組副長助勤・井上源三郎は鳥羽伏見の戦いで戦死する。

甥っ子源三郎の首を埋める

千両松で亡くなった源三郎のそばにいた甥の泰助は攻めて首と刀だけでも持ち帰ろうとしたが、重くて持ち帰れず、心ならずも捨てようとしたところ、よく知っている寺と同じ名前の寺を見つけた。
井上源三郎の地元、日野にあり幼き日の源三郎が勉学に励んだ「欣浄寺と同じ名前の寺が伏見にもあった。
そこで泰助はこれも何かの縁と思い寺門前に穴を掘り源三郎の首をそこへ埋めたという。
泰助はそのことを娘のケイに伝え、京に行くことがあったらお参りして来いと云ってあったそうだ。
しかしそれをケイさんから聞いた、研究者の谷春雄氏はケイさんが少しボケており日野にある欣浄寺と間違っていると思い込み下記の通りつづっている。

「しかしケイさんも老齢のためこの寺の名を思い出せず、まことに残念なことだった。」
(谷春雄)
研究者の谷がケイさんがぼけてしまったと思ったのには理由があり、淀の「欣浄寺」は廃寺になってしまっていたからだ。
長らく井上源三郎の首が埋葬された場所は不明のままであったが平成二十年、五子孫をはじめとする調査隊が寺のあった場所を探し出し、土を持って帰ってきたという。
調査の経緯と詳細に関しては井上源三郎資料館のホームページに記載されている

現在の欣浄寺跡地

現在は辨慶うどん 淀店になっている。
訪問した際にここで昼食としてうどんをいただこうと思っていたが金曜定休日だった。
痛恨のミス。

 辨慶(べんけい)うどん 淀店

所在地:〒612-8277 京都府京都市伏見区納所妙徳寺15−3

電話番号:075-631-8621

営業時間:11:00~22:00

定休日:金曜、土曜日

※※実際の営業時間と異なる場合があるので訪問前に店舗に連絡してください

参考文献

   

 


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