佐藤彦五郎資料館|土方歳三の遺髪も所蔵|東京都日野市

土方歳三の遺髪が所蔵されている佐藤彦五郎資料館
土方歳三の姉・のぶが嫁いだ佐藤彦五郎家は現在も続いており、ご子孫は佐藤彦五郎資料館を運営している。
写真の石造り部分が資料館の入り口となっている。
主な所蔵品※佐藤彦五郎公式HPから引用

所蔵品

●土方歳三の肖像写真(歳三の小姓・市村鉄之助が、歳三の命を受け、佐藤家に届けた由緒あるもの)
●歳三の愛刀、松平容保より拝領したとされる、葵御紋が刻印された『越前康継』
●歳三が仙台藩主・伊達慶邦から拝領した刀の下げ緒。
●歳三愛用の鉄扇(当時、黒地に金文字があったが、現在は薄く残っている』
●歳三が彦五郎に送った書簡(戦死を覚悟し、形見として日記帳と鉢金を送ってきた手紙など)
●歳三が愛用した横笛(龍笛)
●歳三が姉・のぶに送った、京土産(景徳鎮製の茶器)
●五姓田芳柳 派の松原三五郎が描いた、歳三の肖像画
●安富才助が、歳三の戦死の状況を彦五郎に伝えた時に書き取った書。歳三の戦死時刻が記されている。
【近藤勇関連所蔵品】
●近藤勇の肖像写真(勇が彦五郎に手渡ししたもの)
●勇より彦五郎が譲り受けたピストール(短銃)
●近藤勇が彦五郎に送った書簡(文久三年十月 ※土方歳三の刀について記してある)
●近藤勇が書いた「漢詩の書」
●近藤周斎(天然理心流3代目宗家、勇の義父)彦五郎宛の書簡「彦五郎に勇が戻るよう嘆願した手紙」
【沖田総司】
●沖田総司が悲壮な思いで綴った「山南敬助の死を彦五郎に知らせる」書簡
●沖田総司の肖像画
【永倉新八関連所蔵品】
●永倉新八の肖像写真
●永倉新八が彦五郎に宛てた書簡

【新選組関連所蔵品】
●幕医 松本良順の書簡 ●幕医 松本良順の肖像写真
●新選組英名録   ●箱館戦争軍艦図   ●天然理心流 血判神文帳
●佐久間象山の書(歳三が彦五郎に持参したもの) 
●近藤勇が彦五郎に持参した頼山陽の書
●永井尚志の書(佐藤家彦五郎を訪問した際、書き残したもの)
●文久三年 徳川家茂将軍上洛の行列絵巻(東海道五十三次版画絵巻・廣重、國貞 他全55枚)
●子母沢寛「新選組始末記」初版本(昭和3年)
●今昔備忘記(彦五郎の長男が書き残したもので、佐藤家代々に伝承すべく不許他見とある。市村鉄之助が歳三の遺品を彦五郎に届けた記述あり)
●新選組刀剣のお抱え鍛冶、乞田鍛冶の『吉之』の銘が入った槍

節目には佐藤彦五郎忌を実施している。

土方歳三の遺髪
土方歳三の遺髪
フジテレビ「奇跡体験!アンビリバボー番外編 超次元能力者vs歴史ミステリー」内で公開された土方歳三の遺髪

2024年3月27日(水)衝撃が走った。

市村鉄之助が箱館から持ち帰ったといわれていた土方歳三の遺髪が現存しているという。
存在自体はファンの間では知られていたが行方不明になったと思われていた。 

それが現存しており、しかもメディアで初公開されたのだ。

番組名:フジテレビ『奇跡体験!アンビリバボー番外編 超次元能力者vs歴史ミステリー』

放送日時:3月27日(水) 19時~21時

館長の佐藤福子氏や新選組研究で知られる伊東成郎氏が出演。

遺髪が公開された。

30cm以上はあるであろう土方歳三の遺髪は黒々としてつややかであった。

番組放送後、佐藤彦五郎資料館のXで土方歳三の遺髪を限定公開することが発表され、多くの人が公開に駆け付けた。

施設情報

所在地:〒191-0011 東京都日野市日野本町2丁目15-5
☎︎042-581-0370
入館料¥500(小・中学生¥300)
開館時間11:00〜16:00
第一・第二日曜日だが臨時休館あり。
訪問前にはサイトをチェックした方が良い

※団体の場合、予約制にて平日開館あり  

参考文献



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